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やけたトタン屋根の猫

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また劇見に行ってきました!!昨日☆一日熟成させた(寝ちゃっただけやねんけどw)感想を書いていきます。

すごいセットもこってて演技もうまくておもしろかった。会場からちゃんとしたところだったので、無意識に前のと比較してしまったのか、そのすごさだけで満足していたような気もします。

劇中、ずっと役者さんは叫んでいたので、ん~なんやろなー、そこはあんまりかなぁって思いました。もうすこし叫ぶとこが少なくてもいいのでは。でも内容が内容だったから仕方ないのかな?

内容は、末期がんの父の遺産を争う、というものです。自分だけ末期がんだと知らない父、その父に実は愛してなんかなかったといわれた母、遺産目当てに駆けつけてきた長男一家、常に酒を飲んでいて遺産には興味のない次男、その次男に愛されていないその妻。

作品そのものはとてつもなく凄い作品だそうです。「やけたトタン屋根の猫」テネシー・ウイリアムズ作でピューリッツァー賞とったらしいです!!

次男の妻は自分のことをやけたトタン屋根の猫と言います。熱くて居心地の悪い屋根にいる猫。猫にとって屋根から、高いところから降りるのは苦にもならないことです。しかし屋根から降りない、降りようとしない。なんで降りないんだっけ?忘れたのかな、理解できなかったのかな、とにかくもう少し強調してほしかったです。タイトルは「やけたトタン屋根の猫」なのに、この問題はそこまで強調されてなかったような・・・僕にはそこまで劇で何を伝えたかったのかわからなかったです。

すいません。見てない人には退屈だったかな?ここでこの劇で印象に残った台詞を挙げます。

っとその前に語句の説明
欺瞞【ぎまん】:人目をあざむき、だますこと   (広辞苑より)

人は欺瞞というシステムのなかで生きている。そこから逃げ出すためには2つの道しかない。それは酒か死だ!!

これは欺瞞に満ちた社会から酒を使って逃げている次男の言ったせりふです。みなさんこの台詞についてどんな感じをうけましたか?何か感じますか?

僕はそうかもしれない。欺瞞って生きてくなかでずっとついてくるものかもしれない。って思いました。でももう1つ道はあると思うのです。欺瞞のない人間関係を築く。社会には欺瞞だらけかもしれません。でも友達や家族など愛すべき人との間に欺瞞のない世界をつくることできると思います。そう思いました。
by ecaep_dlrow | 2005-06-27 22:29 | 芸術


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